ばたばたキャンプ

連日フジロックの話題しか出してない気もしないではないですが、今日もそんなお話し。

先月6月の20・21日に初めてボードウォークキャンプに参加してきました。

7月にはフジロックの会場となる新潟苗場の、ホワイトステージからヘブン・オレンジコートへと続く森の中の木の道「ボードウォーク」はボランティアの方々がトンカチ片手に作ったり修繕して頂けるお陰で、毎年フジ期間中に大活躍出来てる訳です。

そのボードウォークにはそのボランティアの方々が書いたであろう「メッセージ」があるのですがそれをうらやましく眺めていた私は、メッセージ書くために新潟まで行く事にしました。
相棒まいちゃんは研修で泣く泣く不参加。フジには参加した事ないのに食いついて頂いた、物好きなでもとっても頼もしい友達3人と東京ー新潟キャンプの旅に向かいました。付き合わせちゃってごめんよ。
車で遠出するのはこのメンバーでは初めてだし、車の運転もみんなそんなに慣れてないし、ナビもついてないし、ましてや私は免許持ってないし、そしてキャンプもみんな初心者。そんな頼りない感じで先行き不安な状態でしたが、「行ったらどうにかなる」精神で強行突破。
ばったばただったけど、皆でぎゃーぎゃ言いながら地図見ながら、ケンカ(じゃれあい)なんかもしながらなんとか無事苗場まで行って、キャンプしてきました。
そして今回車を提供してくれたAちゃんはあきる野からわざわざ都心に出てきてもらって、帰りもそのコースの7〜8時間運転しっぱなしでというとてつもない労力を使わせてしまいました。この場を借りて改めて土下座で謝罪と感謝。ありがとー。あいしてる。

そんなこんなで写真で振り返る。
6月20日朝8:30に都心で4人合流。東京は快晴。「自称晴れ女」がいるからね。そこから練馬インターにのって新潟へ。私は過去苗場に3回行ってるけどいつも助手席でぽけーっと乗ってるだけだから、道順なんかほとんどおぼえてなくてまるで頼りなし。そして免許も持ってなし。それなのに「あっこの道見た事ある。」「こう行った方が近道だ」とか「車抜かすなら今くるま右寄せなよ」とかぴーちくぱーちく口出して、何回も「てかおたく免許持ってないよね」と突っ込まれるうっとおしさでした。
でも他の3人のお力で14時くらいに無事苗場到着ー。

おいでやすー。

「さーボードウォーク直すぞー!!」とボランティア欲満々で隊長さんに「おしごとありますかー」と声かけたら「今は人が足りてるから自分たちのテントまず設置してね」と。
かくー。

お仕事もせずに自分たちのテントを四苦八苦しながら4人で設置。風つよいー。

でけた!!オレたちの住まい。

さっそくねる!!!ねるなー。

そして15:00くらいにまた「おしごとありますかー」といったら「結構はかどってて仕事がないんだよねー」と。今回は参加者が90人と多く来ているみたいで、人手が足りてるみたい。
「ボードウォーク歩いてみて誰かいたら仕事余ってるかきいてみて」と言う事なので、ボードウォークへ。
寝てる子は置いて、3人で行く。私以外の2人はボードウォークは初体験なので、「わきゃー」と嬉しそう。

フジじゃない時も1年中大活躍のボードウォーク。

しかーしひとっこひとりいない。みんなどこへー。手伝える人がいなーい。
そしてたどりつくステージのないヘブンステージ。ただっぴろい広場が一ヶ月後には人で溢れけるのかと思うとムズムズ興奮。
そして人はやっぱりいない。
もどろっか。と引き返す私たち。
そしてボードウォークをおりて川へ向かうと、あれ?
橋がない!!

橋ないぞー。
普段は橋が架かってないのですね。フジ中はここの川に橋が架かり一番大きいグリーンステージに行けます。
そして川の水を触り「つベたーい☆」とキヤッキャとあそぶあたしたち。あれ。ここへ来た目的が何も達成されてない。仕事してない。役になってない。。。
というかもうみんな仕事おえて夕飯の準備とかしてる。。
今日の作業終了!
やばいです。

1日目何もしなかった。。

作業を終えた方々が「おつかれさまでーす(サワヤカ)」とすれ違って行くたびに罪悪感で伏し目がちに「おっお疲れさまです・・」としか言えない一団。
やばいね。。。

とか言い合いながらも、ぎゅるぎゅるなるお腹のために夕飯作りをしますよ。切り替える時は切り替える。*1
献立はカレー。ベタがいちばん!
ご飯を鍋で炊いて、ノーマルなこってないカレー作るぞー。


もう飲みながら作るぞー。キッチンドリンカーだぞー。いっちょまえに目線隠すぞー。
こういうのが楽しい。外でカレーなんて幸せにきまってる。

完成。
今日は無礼講だ! たっぷりと福神漬け!たっぷりチーズ!!半熟卵!!!のせていいぞー。こんな贅沢盛りにみんな「うまいうまい」とたくさん食べましたよ。本当おいしかったー。外でカレーは鉄板だね。

シチュエーションばっちりだわテンションあがるわで今日も缶チューハイ1缶でまっかっか。椅子から転げ落ちてしりもちもつくわ。みんなも調子にのって結構飲んだね。そりゃ飲むわ。
しかし労働した後だったらもっと美味しかったのではないかと思う心は今日は封印。

その後はなんと今回参加した人に配られる温泉無料券を使って温泉へ。「雪ささの湯」へ。
えーと。労働したっけ? 聞かザル。
美味しいカレー食べてお酒も飲んで温泉にもなんて。えー。おうさま。

そしてこの温泉がまた気持ちいいのってなんのって。だって露天風呂だよ。「るるぶ」の2009年泉質グランプリ受賞だよ。お湯が今まで入った事のない感じの酸性さ加減。つるつるするのはもちろん、髪もさらさらに。よかった。こりゃいいわ。フジ中も利用しようかな。

そしてすっかり気持ちよくなって「眠気ピーク」なんて言い合いつつ帰ってきたら目の前に広がる
幻想的な景色が!

そう6月20日キャンドルナイトの日だったので、ここ苗場の夜もキャンドルで彩られていました。
眠気が一気に吹き飛びはしゃいじゃう私たち。

まどろむ〜。
キャンドルの光ってこうやってずーっと見てしまうよね。ぼーっと眺めてしまう。
そのキャンドルに囲まれながら線香花火もしました。これもぼーっと眺めてしまうよね。線香花火は控えめにぱちぱち光をはなって落ちていきました。夏が終わる気分を味わって、「でも本当はまだ6月(にんまり)」なんていうお得感が味わえました。
その後はお酒飲んでまったりしつつ
パキッと割ると発光する輪っかのあいつが突如主役に躍りでて、それでいろいろ遊びだす。

をぐるぐるまわして

こういう◯にしたりハートにしたりして「わー見える見えるー」と永遠にはしゃぐ。
夜の暗やみの中で過ごす事なんてそうそうないから、夜の暗さに映える光のパワーの凄さに感心した夜でした。

そしてやーっと就寝。やぱり新潟。6月とはいえどもかなーり冷えます。セーター着たりダウンジャケット着たりして、寒さ対策万全にして寝ますよ。
おやすみなさーい。

そして夜中雨が降ってきました。夜のあいだずーっとポツポツ降ったりボタボタ降ったりバタバタ降ったりしました。
わーテント飛んだりしないよね。
明日はどうなるんだ。。
そんな2日目。

つづくー。

*1:前向きの押し売りだ